年金分割について

 年金分割は、厚生年金・共済年金の婚姻期間中の「保険料納付記録」(具体的には年金の額の計算に使われる「標準報酬」の額)を分割する制度であり、
分割後の各人の年金受給資格や受け取れる年金は、分割後の各人の納付記録等に基づいて判定、計算されるもの。

 まずは、以下の点に注意。

  • 年金分割は将来の年金額を相手方と半分に分けるものではない!
  • 厚生年金、共済年金(年金の2階部分)についてのみ分割され、国民年金(1階部分)や年金基金(3階部分)は分割されない!
     そのため、相手方配偶者の(1階部分や3階部分も含めた)年金総額からすると、年金分割後の年金額がそれほど増えていないように見えるケースがあるし、そもそも自営業者の夫婦には年金分割自体がないことになる。
  • 年金分割を受けても年金が支給されるのは、自分の支給開始年齢に達してから(相手方の支給開始時期や生死に関係なく)!

Q 妻は自分自身では年金受給資格期間(※)を満たしていないが、年金分割によって、婚姻期間中の夫の年金支払期間を加算して、分割後の年金を受け取ることができる?

A いいえ、年金分割を受けても、それによって妻の年金受給に必要な期間が満たされるわけではなく(資格がなければそもそも年金がもらえない)、このような場合に年金分割の手続きをしたとしても、妻は年金を受け取れない。


※年金受給資格期間
:現在は、25年=300月(原則)だが、平成27年10月からは消費税増税の時期にあわせて10年=120月に短縮される予定

年金分割制度の種類・概要

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合意分割

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3号分割

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年金分割の手続き

  • 年金事務所(又は共済組合等)で手続き
  • 年金事務所等に情報提供請求書を提出⇒情報通知書・被保険者記録照会回答票・「年金分割を行った場合の年金見込額のお知らせ」の受領⇒合意・審判・調停⇒年金事務所等に分割請求⇒標準報酬改定通知書の受領
  • 日本年金機構のHP参照
  • 各共済年金や厚生年金が、複数あるのであれば、それぞれ別々に手続きをする必要があり